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手紙とは
手紙とは、相手に対して用事を伝えるための手段であり道具です。
相手があることですから、そこには必然的にマナーというものも存在します。
手紙を書くということを考えると、電話やファックス、または電子メールが発達した昨今、手紙を書くこと自体が特別なこととなっているきらいがあります。
年賀状などは昔からの慣習がそのまま踏襲されているからか、未だにやはり出す人が多いですが、これも印刷されてものを用いる方が増えました。
本来年賀状にも書き方とマナーがあるのです。
つまるところ、用件というのは電話でもファックスでも電子メールでも伝えることができるのですが、それでも手紙を書く理由があるとすれば、相手に対する気持ちとマナーではないでしょうか。
お礼を述べるのに電話で述べるのと、きちんとした書き方で書いた封書で述べるのとでは印象がまったく違います。
特にお祝い、お礼、お願いといった改まったことに関する事柄は手紙で伝える方が、相手も好意的にとってくれる場合が多いと思われますし、正しい書き方の封書で伝えるのが人間関係の最低限のマナーだです。
そこで問題になるのが手紙の書き方です。
手紙を書くというと、どうしても名文を書かなければならないというプレッシャーは学校の作文教育に端を発するものだと思いますが、名文を書く必要はないのです。
手紙の書き方と名文とはほぼ関係ありません。
手紙の書き方というのは論文なんかとは違いますから、書き方自体はそれほど難しいわけではありませんし、マナーもそんなに難しくないのです。
義務教育を終了している方なら適切な書き方やマナーで書けるものなのです。
手紙には形式というものがありますから、それにのっとって書けば、よほどのことがない限り失敗することもありません。
この手紙の形式のことを手紙の書き方、マナーというわけです。
たとえば、手紙の構成は、前文、主文、末文の三段構成になっていることが多いですが、前文と末文というのは定型文的な要素が大きく、個性を出して書く部分でもありません。
いわば慣用句的な言い回しが多いわけです。
そのような前文と末文の例はこのサイトでもとりあげていますので、それらを真似して(あるいはちょっとアレンジして)書けばすむことです。
ということで、実際に書き方とマナーに気を配りながら書くのは主文だけということになります。
主文は手紙の主たる内容ですから、内容を相手に失礼のない書き方で書けばよいわけです。
これもマナーですね。
相手に失礼のない書き方というのは、丁寧語、尊敬語、謙譲語などのマナーをきちんと守って書くということです。
丁寧語や尊敬語、謙譲語といった言葉遣いは中学校で学ぶことですし、また、社会人の方にとっては就職活動のときに叩き込まれる、いわば常識です。
最初から文章を書こうとすると萎縮してしまうという方は、まず話し言葉で考えてみて、それを場合に応じて手紙文に書き直すという段階をふんではいかがでしょう。
たとえば、話し言葉で「ら抜き言葉」を使っている人は、実際に手紙を書くときにも「ら抜き言葉」を使いがちです。
ですが、「ら抜き言葉」は日本語として間違いですから、手紙の書き方やマナーに反しています。
ですからそれを直せばよいのです。
あとは、日常的に使われる日本語に合致していないような言葉を使わなければ、手紙の書き方やマナーというのは決して難しいことではありません。
ただし、手紙をはがきで出すときには、より慎重に書くことが肝要です。
というのは葉書は「見られても文句がいえない」手紙であり、相手の家族の誰が見るか分からないからです。
ただ、これもクラス会や同窓会のお知らせなどは定型文がありますし、通知文などは葉書の方が郵送も便利です。
葉書というのは封書の簡略化されたものと考えられますので、正式な内容の場合は適しません。
やはり、封書に書き方とマナーを守って書くのが一般的な礼儀です。
巷にはさまざまな便箋や封筒が出回っていますが、目上の方に手紙を出す場合は、白い便箋に白い封筒が基本です。
友人などは多少色つきのものをつかってもいいかもしれません。
手紙は基本的には万年筆で書くのが本当なのですが、ボールペンで代用してもかまわないということになっているようです。
また、最近はペンとボールペンの間のような筆記用具も出回っていますから、自分の書きやすい筆記具を見つけるとよいでしょう。
色は万年筆でしたら一般的な色、ボールペンその他でしたら黒、もしくはブルーブラックといわれる色が適していると思われます。
ただし、鉛筆で書くことはマナーに反しており、タブーです。
それと、赤いペンで手紙を書くのもタブーです。
赤い字で書かれた手紙というのは、西洋では絶交状、または決闘状を表すからです。
これも言ってみれば手紙の書き方やマナーの一部に属する問題です。
